Falcom Sound Team J.D.K. ネタ (β版)


ドットアートの制作風景を公開してます 現時点では、いわゆる昔話になってしまってます。
当時は・・・というフレーズが何度も繰り返されるので、
最先端の情報と対極の位置にある文章です。
狙いは最近初めてファルコムミュージックを聴いて
興味を持ち始めた方々にとって新鮮に感じるような
ページにしていきたいのですが難航・座礁の連続です。
曲の良さを言葉で表現するのって難しいものですね。
だからこそ納得のいく表現ができた時には気分爽快な
わけですが。素人は挑戦あるのみなので頑張ります。



さて、ここで一つご提案なのですが、自作曲を作る少し前にYSのMIDI打ち込み
をしたものを2曲サルベージ(復元)しました。よくご存知の方にも、初めての方にも
ぜひ聴いていただきたいのです。文字ばかりよりBGMがあった方が和みますし
DTM打ち込みなので問題もありません。(まさか今になって活用できるとは !!)

どちらも元は癒し系の人気曲なのですが、再現度は好対照と言った感じです。
『 TOO FULL WITH LOVE (ランスの村)』 - 『 TENDER PEOPLE (ラミアの村)』
特に「ラミアの村」は、唯一 FM音源の原曲に似せることに成功した記念すべき
打ち込み曲なので特別な思い入れがあります。 (原曲の無断使用じゃありません)



これまで何度となくリメイクされてきているので、ご存知の方も多いと思いますが、
Falcomの代表作として有名な『イース』と『イースU』を立て続けにプレイする機会
に恵まれて人生観が一変した辺りから始めようと思います。(20年前の話です)

文筆力が極めて微弱なので上手く表現しきれないのですが、敢えて例えるなら
ファルコム音楽の崇拝者となることを即断で誓って契約サインをしてしまうぐらい
(大袈裟でないのが恐いな・・・)1stプレイで魅入られてしまったのです。

当然YSTの曲も好きなのですが、それらを遥かに凌駕するUのオープニング
「TO MAKE THE END OF BATTLE」の迫力。当時のクオリティとしては異常な程
演出度の高いオープニンググラフィックとの相乗効果もあり、その臨場感に衝撃
を受けたのを、まるで昨日のことのように思い出せます。
しかもゲームの進行に見事にシンクロして、20年後の今でも色褪せることのない
不朽の名曲が次々と繰り出されては、何度となくノックアウトされました。
高音が神秘的な「ラスティーニの洞窟」や難敵に苦しみ溶岩地帯を抜けてやっと
耳にできる「ラミアの村」の神々しさもすて難いのですが、やっぱり極めつけは
鐘撞堂
で流れる「COMPANILE OF LANE」です。全く聴いたこのない斬新な曲調、
この緊迫感。この妖艶な曲の展開。囚われた少女の命が今まさに生け贄として
捧げられようとする一刻を争う場面を音楽だけで完全に映像化してしまっている。
イースUで一番印象深い・・・いや今まで私が聴いたファルコム音楽の中でも特に
ある種の別次元の異彩を放っている曲と言っても過言ではないでしょう。
いつかこんな凄い曲を自分も作れたらどんなに素晴らしいだろうかと、この頃から
本気で思っていました。
ですが実際、イースUの楽曲の中で自作DTM曲への影響が大なのは鐘撞堂の
一つ前の曲 「SUBTERRANEAN CANAL」です。(笑)
サルモンの神殿の地下水路で流れる曲です。あの高音部へ飛翔して駆け抜ける
感じが好きで、DTMを初めてまず最初に作った曲「PIXIES」の中にそのエッセンス
を取り入れようとした痕跡が見受けられます。(CD版だとそれが更に顕著です。)
波形通りのE.ピアノやハープの音色では「MissPSG」に太刀打ちできないことを
身をもって証明しただけですが・・・。ぜひ聴いてみてください。^ ^;
写真をクリックすると拡大します。それとジャケ裏の写真も用意してます。
その当時は、レコード屋(この表記でも全く無問題)でゲームサントラコーナーに
何の違和感も無く、これでもか〜〜ってぐらい大量のファルコムレーベルのCDが
蹂躙してました。(今みたいに便利なネット配信なんてありませんでしたので)
もちろん原音のサントラCDは必須アイテムとしてTUVと全てコンプしてましたが、
どういう訳かUしか手元にありません。(どこに旅立った?)
今この文章を打ちながら、久々にイースUのCDを聴いているのですが・・・というか
すでにオマケのアレンジバージョンと、う○星やつらのラムちゃん役の声優として
有名な平野文さんが美声で歌う「ランスの村」も今さっき終わって・・・ピキーン!!
効果音集が虚しく鳴り響いてます。と思ったら今度は宝箱開けてるし・・・(笑)





少し話の路線が変わりますが、当時パソコンの音源で最高峰とされていたのが
X68000に搭載されていたものです。(黒で統一された筐体がオシャレでした)
サントラCDの販売等で一般的に知られているのはイースではVの音源のみです。
とにかくサウンドボードの性能が段違いなので、音そのものは良いのですが・・・
無理に原曲をアレンジした為なのか、原曲のFM音源による3和音+3波形音(!?)
という極限制約下だからこそ創り得た神懸り的な楽曲の本来の魅力をむしろ
ダメにしてた気がします。この辺は好みの問題ですね。
写真をクリックすると拡大しますよ
これも当時の記憶を頼りにではなく、この文面を打ちながら実際に聴き比べを
しています。2005年発売のフェルガナの誓いの初回特典としてイースV関連の
音源が惜しげもなく8枚セット&特製BOX付きで同梱されていたので、こうして
存分に試聴可能なわけです。(本来なら特典だけで相当な金額なのが驚きです)
中古ショップでも稀に見かけるので超お買い得な逸品と言えます。

改めて原曲とX68版を両方とも聴き終えてみての感想ですが・・・ダントツでした。
やっぱり原曲(PC98版FM音源)が最高。全26曲もあるのに全く微塵の隙も無い
完璧な仕上りと言えます。前2作よりも安定感・統一感が増した感じですが、逆に
Uのオープニングのような超ド級のインパクトのある曲はみられないのが残念。
敢えて挙げるならバレスタイン城がアップチューンなナンバーでライブなどでも
大人気のようですが、惜しいことに原曲のFM音源では条件が不利すぎて生演奏
と比べると分が悪いのです。しかしこの原曲の出来が良いからこそ生演奏でのノリ
が際立つとも言えます。では、どんな曲がFM音源に有利かという話になりますが
YSVならば「暗黒の罠」のような、鍵になるメロディーラインがPSG以外の音色で
置き換えが難しい曲ではないかと思われます。この傾向は、初期ファルコムの傑作
「白き魔女」や「朱紅い雫」においても言えることで、中でも白き魔女のOP.曲こそ
究極の完成形
で、この曲はどんなに荘厳なオーケストラの生演奏でリメイクしても
PSGの美声と波形和音との幻想的な共鳴
の前では勝負にすらなりません。
もう1曲、PSGの主旋律が美しすぎる名曲「迷いの森」・・・賛美の形容詞をどれだけ
並べてもこの曲を語り尽くすことはできません。どれだけ感覚が研ぎ澄まされたら
あれほど情景の浮かぶ曲を創り出せるのか?ファルコム音楽を崇拝する自分に
とって永遠のテーマの一つです。(すみません、かなり暴走気味ですね・・・)
当時サントラCDを買う余裕がなかった私はパソコンのヘッドホン端子に録音可能
なMDウォークマンをつないで夢中で録音しました。(今でもちゃんと聴けますよ)
他にもブランディッシュ2もまた曲のバリエーション・完成度ともに高く、これもまた
夢中で録音しました。物語も終盤に近づくにつれて、徐々に曲がオカルトチックに
変容していく編成も秀逸でその世界観に惹きこまれます。当時のレトロな環境で
もう一度じっくりプレイしたいソフトの一つです。

(補足)
PC98FM音源は初期の音源より音質の向上した86音源に移行し、「白き魔女」や
「ブランディッシュ3」の頃から採用されるようになり、更にファルコム作品の音楽の
クオリティがアップした。(なんだかトリビアの種みたいですね)



iTunes のダウンロードサイトをたまに利用しますが、往年のファルコムファン達に
よるものでしょうか。近年のファルコム最高傑作「空の軌跡」の強力なラインナップが
上位を占める中、FM音源の「TO MAKE THE END OF BATTLE」が7位と大健闘
しています。
この曲は様々なアレンジバージョンが存在するのですが、おそらくリアルタイムで
YSUをプレイした往年のパワーユーザー諸兄にとって特別な意味がある曲だから
ではないでしょうか。たとえハードの技術の発達に合わせて、どんなに素晴らしい
生演奏を披露されようとも、その確固たる特別な地位は微動だにしないのです。


つづく このスカートの色に違和感を感じない貴方こそ、パワー( old )ユーザーと呼ぶにふさわしい!


========== 今後のJ.D.K.ネタ話の予定 ==========

 ★ VM JAPAN のサントラ話
 ★ GURUMIN のサントラ話
 ★ イースY ナピ匣 のサントラ話
 ★ 準新作 ZWEI2 のサントラ話 etc.


このページは未完成です。まだまだ加筆修正を予定しています。
Last Update 2009.11.10 MOTEPPI

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